『ネコ祭りにゃ!!』を作った感想

日記・雑記
ネコ祭りにゃ!! / 初音ミク

今日公開した曲です。是非聴いてください。そしてもしよかったら下記の感想文も読んでいってください。

感想文

この間、友人からオススメの曲を教えてもらったのだけれど、その曲とは所謂”電波ソング”と呼ばれるものでした。そしてそれを聴いたとき「果たして俺はこういったジャンルの曲を作れるのか?」と気になり始めてしまい夜も眠れなくなったので、作り始めることにしました。

サウンドについて

私にとって電波ソングとは「文脈や突拍子の無いハチャメチャソング、それでいてキャッチー」という印象があるので、そういう雰囲気を目指してサウンドを組み立て始めました。

キャッチーな曲を作るときは必ず定番のコード進行を利用するように決めています。今回はカノン進行、クリシェ進行、小室進行あたりは絶対に使いたいと思っていました。

そしてそういう思いを抱えながらピアノを弾いて、この曲全体のメロディ、リズム、そして和音を打ち込みました。この曲はハッピーでポップな雰囲気にするつもりだったので、今回、ピアノには一歩下がってもらって「さあこちらへおいで!楽しいよー!」って言うだけの役に徹してもらいました。

次にベースを打ち込みました。いつものように「Trilian」という音源を使い、今回はスラップベースという歯切れの良いサウンドを選んで打ち込みました。実を言うと、安い音源のスラップベースはマジでおもちゃみたいな音しか出せないので、敢えてそういう音を狙うとき以外は、ずっと忌避してきた存在でした。対してTrilianのスラップベースは、十分すぎるほどに奥行きや深みのあるサウンドなので、こいつマジですげぇなって思いました。私は彼を一生かけて使い尽くしたいです。

そしてラッパも打ち込みました。やはり楽しい雰囲気を醸し出したいのなら、ラッパを使うのが一番手っ取り早いです。音域的にもピアノと補完し合えるサウンドなので、今回の曲にはピッタリだと感じていました。この曲ではコンプレッサーでがっつり音を潰してゴリ押しでオケに馴染ませたのだけれど、次はもっとダイナミクスレンジを広く取ることを意識して打ち込めたらいいですね。

次はエレキギターを録音しました。実はプロセカの賞金でちょっと高めのギター弦を買っていたのです。そして2年ぶりくらいに弦を交換して、ついでにギター全体もクリーニングして、新品同様ピカピカになったギターを見ていたら「使わなきゃ損じゃん」と思ってしまうのも歴然で、当初の構想とは違えていたのだけれど、レコーディングを開始しました。結論を言うと、エレキギターの音を組み込んで本当に良かったと思いました。録音する前はかなり暑苦しい世界観に傾いていたのだけれど、ギターを入れた途端にめっちゃ華やかで爽やかな風が吹いて、オケ全体の魅力が上がったように思いました。ありがとうエレキギター。

ドラム音源はエレクトロ系をメインに、生音系はサブとして打ち込みました。「ややこしいからどっちかに絞りなさいな」っていう人間もいるかもしれませんが、綺麗に織り成された曲をそんなに聴きたいのならグールドのCDを貸してあげよう、だから噤みな!といった態度でドラムを詰めていきました。

サビは同主調へ転調するのですが、私は「同主調転調するときは爆発音をトリガーにしたい!」っていう夢を持っていたので、今回それを実現することにしました。作曲ではあんまり爆発する機会がないので、爆発音を探すのに苦労するかと思いましたが、幸いなことに「Battery 4」というドラムサンプラーに爆発っぽい音が付属していたので、ありがたく使わせていただきました。この「Battery 4」もTrilianと同じく「一生かけても使いきれませんわ」っていうくらい死ぬほど音源が多いソフトなので、出会う音一つひとつに運命を感じてしまいます。今回の爆発もまた運命と言えるのでしょうか。

歌詞について

電波ソングを作るつもりだったので、オケを作る前から「ネコと化したミクさんが世界を闊歩する」というテーマで歌詞を考えていました。

その結果、単語の数に対して情報量がめっちゃ少ない歌詞と化してしまいました。でもこれはある意味、語彙力が上がっている兆しとも言えるので、前向きに捉えたいと思います。

今回もそうですが、最近は無色透明の言葉を使って歌詞を埋めることを覚えたので、作詞が苦ではなくなりました。これは読書を続けていることによる賜物だと思うので、今後もちょくちょく本を読んでいきたいです。(今これを書いているときに、友人から借りパクしている本が2冊あることを思い出しました。さっさと読み切って必ず返したいです)

ミクさんの調声について

特別新しいことはしていませんが、今回はダイナミクスの値を積極的に動かしました。

ミクさんは「オ段」全ての音の抜けが良くないのですが、ダイナミクス(DYN)を上げてジェンダーファクター(GEN)を下げればマジで良い声になるので、みなさんもぜひ真似してみてください。

イラスト、動画について

最近はほとんど力を込めた絵を描いていなかったので、パワーが有り余っていました。なので今回は頭身高めのネコミクさんを描こうと決意しました。

そして私は奈落の底に落ちました。思い出してしまったのです。絵を描くのはこんなにもツラかったんだということを。そもそも私は絵を描く理由を「イラストレーターに依頼できるほどの金が無いから」という超後ろ向きな現実を動機としてしまっているから、お絵かきが本当に楽しく思えないのです。

そこで、発想を変えて「俺が絵を描く理由は、自分の曲のためなんだ!」って思い込むことに努めました。とは言っても「詭弁の衣を纏って自尊心を誤魔化し続けよう」というつもりではありません。何故なら半分は本心だからです。もし金が無くて、マジで心からお絵かきを嫌っている人間だとしたら、全編真っ黒な動画に曲を乗せて投稿するはずです。私が頑なにそれをしないのは「手を抜いた動画のせいで曲の評価が下がること」を死よりも恐れているからです。それに、私はお絵かきが嫌いではありません(過去なんざ忘却の彼方ですが、幼い頃だったら好きだと言えてたかも)。こういった小さな事実の粒子をかき集めることにより、なんとか前向きな動機を持つことができました。そういうわけで今回の絵はちゃんと完成まで漕ぎ着けたのです。ホッとしました。

【追記】ミクさんのデザインは「【ショートPV】ハイスペックPCが☆いんです! / 初音ミク」を作っていただいたhikusさんの絵を参考にして描きました。デザイン使用をご快諾くださり誠にありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げたいです。

動画はイントロやサビの部分でたくさん動かしてメリハリをつけようとしました。動画制作に関しては過去作品からテンプレートを引っ張ってこられるので、割と楽で楽しいです。

あと今回はAviUtlの”カメラ制御”を積極的に使いました。この”カメラ制御”というのは私が持っているような安いパソコンで使用すると、全くと言っていいほどプレビューができません。それくらい負荷が高いヤツなので、いつも勘で数値を入力したあと、エンコードしてから動きを確認しなくてはならないのですが、今回は運良く修正するべき箇所も少なく、想定以上に早く動画を完成させられました。超ラッキーでした。

【追記】爆発の動画素材はPixabay(ピクサベイ)のものを使用しました。ちょうど欲しかった爆発があったので、本当に助かりました。ありがとうございます。

最後に

この曲を作った感想ですが、めっちゃ楽しかったです。当初は電波ソングを作ろうという思いがあったのだけれど、出来上がった曲はどっちかというとアイドルソング寄りのJ-POPになってしまいました。もちろんそれでも妥協点は優に超えているので、胸を張ってこの曲を推していきます。今後また気が向いたら、そのときこそちゃんと電波ソングに寄せた曲を作りたいと思いました。

あと、最近ギターの音作りがマジで掴めそうな感じがあるので、ひょっとしたら次もギターを使った曲を作るかもしれません(体感30%くらい)。

はい、以上です。この曲を気に入ってくれたなら幸いに思います。にゃ!!

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