(画像はすべてイメージです)
先日耳鳴りが起きて、ブログで「耳鳴りマジウケる」みたいな日記を書いたら、SNSである方に検査に行くことを勧められたので、私は耳鼻科に行くことを決意しました。
実を言うと、耳鼻科に限らず、病院の雰囲気というのを昔からめっちゃ苦手に感じていて、自分から行くことはまず無い、というふうだったので、今回、診察を勧めてくれたヒトにはこの場を借りて感謝申し上げたいです。あと心配してくださった他のヒトにもホントサーセンと言いたいです。
さて、結論から言うと、今回の診察結果は「特に異常はないけど、少しだけ低音が聞こえにくくなっている」といった感じでした。以下に詳しく書くので、もしよかったら読んでいってください。
私はまず耳鼻科の先生に「先日、耳鳴りが起きた。音楽を聴きすぎたせいかもしれない」ということを伝えました。そして彼は色々と耳の状態について私に質問したあとに、耳の中をカメラで見て、その次に聴力検査をすることになりました。
検査室に入ると目の前には、数字やグラフなどが大袈裟に感じるほど大量に映し出されているモニターがあり、その手前におばちゃんが立っていて、これから耳に突っ込むであろう細くて小さい管を片手に持っていました。
その機械は鼓膜の反応を見る検査装置だそうで、私は片耳ずつ管をさされ、その管の先からは変な音が流されました。その音は、除夜の鐘にローパスフィルターをかけたような、かなりくぐもった音でした。その音が流れている間、モニターには三角関数みたいなグラフが描写されていて、私は顔面ハテナまみれだったのだけれど、仮に「これ何ですか?」って聞いたとしても理解できる気がしなくて、実際には「あはは、なんかかっこいいっスね!」としか言えませんでした。あと、その検査自体は特に不快感はなかったのだけれど、他人に管を耳に突っ込まれるというのは、私にとっては凄まじい恐怖で、殆ど心臓を握られてるのと同じレベルのものでした。
次は防音室に行き、ヘッドホンをして、そこから色んな周波数(おそらくsin波)の音が出るので、それが聞こえたときにスイッチを押すというヤツをやりました。私は「これ小学生の時にやったヤツじゃん!なっつ!」ってなって思い出に浸ってテンションが上がり、ニコニコしながら受けていました。
そして次の検査はとても印象的でした。それはヘッドセットのような形状のもので、片方は直接耳にあてて、そしてもう片方は耳の裏にあてる、という装置を装着し、耳の裏にあてている方で音が鳴ったら、先程と同様にスイッチを押すっていうヤツをやりました。
ただ、一個前でやった検査と違う点は、耳の裏から音が流れることと、それが流れるときに、もう片方からはノイズが鳴ることです。しかもそのノイズは検査の音の周波数に合わせて音域が変わるので、めちゃくちゃ聞き取りにくかったです。これはかなり難易度が高めで、少しでも聴力が落ちてるヒトなら、マジで聞き取れないんじゃないかと思うくらいでした。
一通り検査が終わり、しばらく待合室で待たされたあと、先生に呼び出されました。彼は「聴力検査の結果を言うと、特に異常は見られない」と仰り、「ただ、低音の聴力が少しだけ衰えている。これはストレスが原因で一時的にそうなっている可能性がある」ということも仰っていました。私は「音楽を聴いても大丈夫ですか?」と問うと、先生は「大きい音量で聴かなければ問題ないが、少しでも耳に疲れを感じたら、休めるのがよい」と教えてくれました。そして「一応、耳まわりの神経の働きを助ける薬を2週間分出しておくから、それをちゃんと飲んで、2週間後も耳鳴りを感じていたら、また診察しましょう」という締めの言葉を仰って、今回の診察は終了しました。
そして最後に耳をマッサージするというので、マッサージ機があるところに連れていかれたのですが、その機械にはやはり耳に突っ込むであろう管が生えていました。このマッサージ機は、自分で管を両耳にさして、鼓膜を数分の間振動させるヤツらしく、スイッチをオンにした瞬間、管から空気砲が発射されました。それは一定のリズムで「ボボボボボボボボ(BPM300くらい)」というふうに鼓膜を揺らすので、私は「トランス状態にでもさせる気か?」って感じだったのだけれど、マッサージが終わってみたら、耳がスッキリした感じがしました(プラシーボかもしれませんが)。このあとは処方箋を持って薬をもらって帰宅しました。
この日の感想ですが、耳に異常がなくて本当に良かったと思いました。それと、今回私が行った耳鼻科の診察・聴力検査はとてもスピーディで「RTAをやっているのかい?」って思うほどにあっという間でした。それに加え、こちらが質問した内容にはちゃんと丁寧に答えてくれて、看護師やスタッフの方々も明るく対応してくれたので、私の病院に対する苦手意識はめっちゃ減りました。そういうことも含めて行って良かったなと思いました。
ただやっぱり気になる点は「ストレスで聴力が少し衰えている」ということです。先生は「一時的なもので殆ど問題ないから、耳に違和感が無ければ音楽を聴いてもいい」ということを仰っていたのだけれど、私は大事をとってもう2,3日、作曲は休もうかなって感じです。そして今度もし耳鳴りとかが再発したら、またすぐに耳鼻科に行こうかと思います。今のところは、一回耳鳴りが起きただけて、そのあとは特に耳の違和感は感じていないのが現状なので、この調子で日々を積み重ねていきたいです。
この文章を読んだ皆さんも、少しでも耳の違和感を感じたときは、速やかに耳鼻科に行くことをお勧めしたいです。お医者さんにちゃんと診てもらえれば、いたずらに不安になってストレスを重ねてしまう、ということも無いと思っているのです。
以上です。それでは皆さん良い人生を。
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