『噤み / 初音ミク』を作った感想

日記・雑記

今日投稿した曲です。噤みは”つぐみ”と読みます。ぜひ聞いてください。そしてもしよかったら下記の感想文も読んでいってください。

感想文

ずっと前からブログやSNS等で「音数少なめの曲を作りたい!」と言い続けては結局作らず、はや5年目。今年もよろしくお願いします。

しかしそんなある日、なんとティーカップが私の夢枕に立ち、「キミは口だけ野郎だな。早く音数少なめの曲を作りなさい」と言ってきたのです!

私は顔面真っ赤にしながら飛び起き、「誰がティーカップなんざの言う通りにするかよ!」って最初はキレたのですが、シャワーを浴びて冷静になってみると、あながち彼の言っていることは間違いではないんじゃないかって思わざるを得ませんでした。なぜなら私が有言不実行なのはどうしようもないほどの事実であり、彼の言うことに心も傾き始めていたからです。

そういうわけで今回は半ギレの状態でDAWを開いたのですが、最初の音源を読み込んでいくうちに怒りは完全に収まりました。

(「この曲、別に音数少なくないじゃん!」って思ったヒト、確かにその通りなのだけど、どうか最後まで読んでいってほしいです)

サウンドについて

ピアノはイントロと間奏、あとBメロだけに使いました。やはり彼は音が強すぎるので、曲全体に使ってしまうと、どうしても音数が多くなってしまう傾向があります。なので、この曲ではちょい役で頑張ってもらいました。

今回、メインで和音を奏でたのはエレクトリックピアノです。彼はピアノと比べたら細めの音域でオケにも馴染みやすいし、まさに「縁の下の力持ち」と呼ぶにふさわしい職人っぽい音です。この楽器が存在する世界に生まれてきてよかった。

次いでベースを打ち込みました。
シンプルな構成の曲では「”808″というドラムマシンのサンプルから作られたベースが使われている」っていう偏見があったので、それに従い、そうしました。
実をいうと、この808ベースをメインで使ったことが一度もなかったので、今回の作曲でその実績を解除しようという下心もありました。

そしてドラムも打ち込んでいきました。これも808系のサンプル音源を意識的に取り入れました。
リズムは16分の跳ねた感じにしたのだけれど、少し音をねじ込みすぎました。
今思うと、この辺りから「音数を少なくする」というテーマの歯車が少しずつ狂い始めてしまっていました。

そして、なんやかんやで音を増やしていったあと、サビでラッパを使いたくなってきました。
しかし、もう既に十分すぎるほどの楽器を打ち込み、音数も多くなってきていたので「これ以上楽器を増やすのはちょっと…」と一瞬の躊躇いはあったのですが、それでもやはり「サビで盛り上げるためには楽器を増やすのが一番手っ取り早い」と感じているうえに、今回の曲を作っていた最中は、ずっとラッパが頭の中で鳴り響いて止まず、どうしようもなかったので、勢いに任せてラッパを打ち込んでいきました。

それと、この前、自分の過去の曲をざっと聴き返していたのだけれど、割とラッパを使っている曲が多くて、ピアノの次に多用している楽器なんだなという印象を受けました。

なぜラッパをよく使うのかというと、実は『初音ミク「エアコン壊れた…」』っていう曲のメロディ・リズム・ハーモニー・ミクさんの調声、これら全部にめっちゃ影響を受けているからです。
この曲はその当時の自分の感性とは全く違う、突然変異として完成したものだから、「掃いて捨てるのは勿体ない」という気持ちが湧き、ちゃんと分析して身につけようと試みた過去があるのです。なので今も自分の中に技術や感性として残っています。

だからこの世界線ではネギシャワーPがラッパの音源を使いたがるのも必然と言えば必然なのですが、だからといってそういう曲ばっかを連打しすぎないように気を引き締めて参りたい今日この頃です。

歌詞について

当初は「パレードの後」をイメージしてサウンドも構築していたのだけれど、作っていくうちに(あと友人からアドバイスをもらっていくうちに)「やっぱり違うな」ってなって、結局は無関係な単語たちで歌詞を埋めることにしました。

そんな経緯の中で、私は「噤」という言葉が好きなんだっていう事実が、はたと眼前にやってきました。
私は「口を禁じる」と書くこの漢字のカタチを面白い感じていて、そういう雰囲気の歌詞を当てはめていこうとしました。

それと、最近になってようやく「サイレントなヒト」の存在を認識することができた背景も重なります(今は輪郭だけなのだけれど)。

音楽リスナーに当てはめて書くなら「楽曲をよく聴き、自分なりの意見・感想を持っているが、それをコメントしたり、SNS等で大っぴらに発言することはしないヒト」、ここではそういう意味で「サイレントなヒト」と言っています。

私は意見や感想が浮かんだら、「出来る限りこの想いをみんなに伝えたい!」っていう気持ちでいっぱいになるので、コメントもめっちゃ書くし、家族や友達、バイト先の先輩後輩にすらもベラベラとくだを巻きたくなるし、特に最近ではTwitterやブログ等においても「聞いてねー!」っていう気持ちを大きく纏い表現したくもなるのだけれど、どうやら全く逆のヒトもいるみたいなのです!
しかも、そういうヒトに限ってマジで異質な視点を持っていて、誰も思いつかないような面白い意見・感想を忍ばせている印象があります。

私は「こんなに面白い考えを持っているんだから、もっと大きな声でアピールしなきゃ勿体ねぇじゃんかよ!」と言いたくなるのですが、「思慮を深めれば深めるほど”噤む”べき事柄も多く抱えなくてはいけないのだろう」とも思っていて、強く勧められないまま日々を過ごしてしまっています(勝手な憶測を重ねて申し訳ありません。嫌だったら言ってください、ブログを全部削除します)。

まるで違う平行線で生きるヒトの「噤み」に対して、指先にさえ触れられない私は、クシャクシャの紙に走り書きをして投げ飛ばすしかないのです。

もし、その言葉の羅列が今回の歌詞なのだとしたら、それもまた良いなって思える気がしました。

ミクさんの調声について

今回はラップに挑戦しました。楽曲全体で言うと、ほんのワンフレーズの部分でしかないのですが、やはりラップっぽい調声にするのにはめっちゃ時間がかかりました。体感、掛け声を作るときと同じくらいの難易度でした。

ピッチカーブは山なりというか、「真横から見たプリン」や「エアーズ・ロック」みたいな台形の線を並べてみたら、かなりラップっぽく歌ってくれたので、今後もこの形を忘れないようにしたいです。

動画について

今回は歌詞とオケの制作にマジで手こずっていたので、動画のことなんざ二の次のずっと彼方でした(七の次くらい)。

それでも動画を作らなければ投稿することができないので、なんとかして完成させなければなりません。しかしどれほど駑馬に鞭を打ったとしても、出来る以上のことを短期間でカタチにするのは現実的ではないと思ったので、過去の自分の動画からアイデアを持ってきて凌ごうとしました。

そんな中『泡沫未来』の動画を見ていたとき、曲のサビで「オーバーレイ」という合成方法で重ねたグラデーションの色調を、リズムに合わせてコロコロ変えてピカピカさせる方法というのを思い出しました。
そして今回の曲調的にもマッチしそうだなって感じたので、そういう動画を爆速で作りました。

エンコードを終えて実際に完成映像を見てみると、思った以上にそれっぽいヤツが出来上がっていたので、私はマジでラッキーだと思いました。

実を言うと、動画が2割、曲が9割くらいの進捗だったのにTwitterで告知をしてしまっていた状況だったので、内心はヒエヒエで超ヤバかったです。

しかし逆に言うと、締め切りに追われていたからこそ、めっちゃキビキビと動画制作を進めることができたので、虚栄心さえも真っ青になるレベルとまでは言いませんが、怠惰な自分をダラけさせないくらいの締め切りは、引き続きちゃんと設定していきたいです。

それと今回、1つ反省点として「歌詞が死ぬほど見づらい」というのがありました。
これは背景の彩度が低いのが原因だと思うのですが、逆に彩度を高くしすぎると目に痛い画面になってしまうので、どうにも困りものです。

さることながら、「ビジュアル的な絵心の才能を持って生まれてきていたなら」という幻想を薙いでは今宵も歩んでいきたいのです。

最後に

この曲を作った感想ですが、めっちゃ楽しかったです。「音数を少なくする」という目標は完全には達成できませんでしたが、この楽曲自体のクオリティや魅力は想像以上のものでしたので、自信を持って推していきます!

それと、今年の6月は個人的に「パラダイムシフトの月」だと思っているので、早いところ覚悟を決めて明日へと飛び込みたい所存です。

以上です。よかったらDMでもなんでもいいので、この曲についてご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。

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コメント

  1. logtal より:

    あなたの創作にいつも元気を貰ってます
    ありがとう!
    動画編集について、拡張編集RAMプレビューというものが便利です
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm32668490
    動画ファイルに出力することなく拡張編集上で確認できます
    少しでも助けになったらと思います
    よかったら是非(^O^)

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