『インヴィジブル・ストーリーズ / 初音ミク』を作った感想

日記・雑記


今日投稿した曲です。「泡沫未来」DLカード収録曲です。ぜひお聴きください。


そして今回も作曲の感想文を書いたので、よかったら読んでいってください。

感想文

今年の6月初旬、「プロセカ クリエイターズフェスタ 2023」へのサークル参加を決めたとき、「『泡沫未来』の音楽グッズを作ろう」と思い、DLカードを制作することにしました。そこで改めて『泡沫未来』を聴き返してみたその瞬間、温故知新の風が頬を掠めて、「逆に今こそ『泡沫未来』の世界観を踏襲した新曲を作ってみたい!」って思ったので、今回はそういう気持ちでこの曲を作り始めました。

サウンドについて

今回は全体的に『泡沫未来』を意識したサウンド展開にしようと思い、軸となるメロディから作り始めました。
個人的には、その曲の物語の続きを描くつもりでピアノを演奏しオケを作っていきました。


あと、『泡沫未来』の考察をしてくれたヒトが、この主人公のことを「楽観的・開き直り」と表現していたので、『インヴィジブル・ストーリーズ』ではそれらの要素をパッケージ化して、シンプルで刹那的な展開に落とし込むことを意識しました。


ちなみに、今回使ったベースは『泡沫未来』プロセカ採用の賞金で買った「Trilian」というソフト音源です。彼は音が太く様々な奏法も収録されているので、この曲のような楽器数が少ない編成では非常に重宝します。マジ感謝。
全編を通して指を滑らせる奏法で鳴らしまくり、弦の上を自由に泳ぐような奔放さをイメージし打ち込んでいきました。

歌詞について

オケを完成させたとき、なんとなくですが「透明感」を思ったので、作詞の段階で上記のモチーフにそれを足して言葉を埋めていきました。


ところどころの単語は泡沫未来の歌詞から持ってきました。ただ、それだと第二号にしかならないので、この曲はやはり透明感を表す言葉もところどころ忍ばせて完成させました。

ミクさんの調声について

今回はオケがシンプルな分、ミクさんの歌唱力を前面に出すことをテーマに調声しました。


比較的丁寧に歌うパートも増やしました。KAITOさんをお迎えして以降は、「サビとサビ以外」で調声にメリハリをつける癖がついて、表現の幅が広くなってきたのを実感しています。これはめっちゃチャンスなので、今後も得意なこと更に伸ばしていきたいです。


あと今回の調声中に、エディタによるハーモニーの打ち込みにおいて、最高に効率の良い方法を発見しました。マジで自分の調声方法ではこれ以上ない効率だと思います。
まあそんなに大それた方法ではないのですが、言葉でわかりやすく説明するのは難しいです。それは「主旋律を調声し終えたトラック」をコピペして、「ハーモニーのmidiトラック」のリージョンとコピペしたリージョンを複数選択し、コピペした方のノートをmidiの方のノートに重ねる、というやり方です。この方法なら視覚的に分かりやすく打ち込みミスも少なくなり、効率的に作業ができます。他にもメリットがあるのですが、映像で説明した方が早いと思うので、もし知りたいヒトがいたら連絡してください。

イラスト、動画について

今回、イラストはカトレアさんに描いていただきました!カトレアさんの繊細でお洒落な雰囲気が楽曲にマッチすると思ったのでご依頼させていただきました。ほとんどお任せで描いていただいたのですが、ミクさんと背景やダイスを含めたデザインがめっちゃお洒落で好きです。この場をお借りして感謝を!


動画は自分で作りました。ミクさんは当然のこと、透明感のあるダイスも画面映えするような魅力があると思ったので、それを意識してレイアウトしていきました。

最後に

この曲を作った感想ですが、マジで楽しかったです。
一番最初は「この曲はプロセカCFに来てくれたリスナーだけが聴いてくれればいい」とさえ思っていたのですが、作っているうちに「絶対に動画化して公開したい!」ってなったほどにこの曲が気に入りました。


『泡沫未来』の世界観を踏襲して作ったので、この曲が好きなヒトは『インヴィジブル・ストーリーズ』もぜひオススメしたいです。


私自身、昔は「『泡沫未来』はちょっと好き」くらいだったのに、今は「かなり好き」と言えてしまうほどにこの楽曲に特別な物語や意味を持たせ続けている自覚があります。そのキッカケから作曲した『インヴィジブル・ストーリーズ』ですが、こちらはこちらでミクさんのハーモニーの魅力を特に上手く表現できた自負があるので、これを読んでいる人々も気に入ってくれたら嬉しいです。


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以上です。
今後もよろしくお願いします。

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