『フェアリー・オブ・シークレット』を作った感想

日記・雑記

今日公開した曲です。是非聴いてください。そして下記の感想文もよかったら読んでいってください。

感想文

家で作曲やピアノの練習でミスったときに「何やってんだ…俺…」ってつい言ってしまう、私の口癖があるのだけれど、ある日、外でも思わず口についてしまったときがあって、それを聞いた友達が「主人公みたいなセリフじゃん」って茶化してきて、私は少し虚を衝かれた気持ちになりました。何故なら”作曲やピアノを練習する自分”というのはあまり他人に見せないようにしてきた内面だったからです。(勿論この口癖だけでそこまでバレることはないですが、語るに落ちちゃうんじゃねぇかっていう恐れはありました)

そのとき「どんなに秘密を重ね着してても、隠している自分が出てきてしまう時は出てきてしまう」ということに気がつきました。そして、口癖然り、ベールで包みきれない内面や素の自分は全部曝け出してしまったほうが楽しく生きられるやんけってなって、このことをテーマにして曲を作ったれってなったので、この曲を作り始めました。

サウンドについて

「木琴+ピチカート」の組み合わせが割と良質だと思っていて、今回は左右にそれぞれ配置して、あとはピアノを全体的な背景として置いてアレンジを考え始めました。

そしてDAWのソフト楽器一覧を眺めていた時にふと、最近ラッパを使っていないことに気付き、なんか放置されてたラッパ君が可哀想だと思ったので、ちょっと使ってみました。そしたら寧ろラッパのサウンドが、この曲のメイン部分を引っ張っていく存在と化して、私は「やるやんけラッパ」と思いました。以前の私の頭の中では「ラッパ=多幸感」というイメージの一辺倒だったのだけれど、今回は少し違った一面も見られた気がしました。

あと展開に関してなんですけど、サビの直前とかで、リズムや音をグシャグシャ、ドカーンってやって印象付ける手法が癖になっていて、そしてそういう遊びは2番以降に盛り込むのが定石なのだけれど、最近の私は1番でもそういうことをやってしまっていたので、今回は意識的に一歩引いて1番のアレンジを考えました。(2番以降は逆に好き勝手にやりました)

歌詞について

想像世界と現実世界を混ぜて、且つ脈絡を考えずに描写するだけで、ほとんど制限なく文章が書ける、ということを利用して歌詞を考えました。しかしマジで意味不明な文を並べてしまったとしたら、いくら音楽に乗せているとはいえ、リスナーから「ざけんな」と思われそうなので、一つ芯(というかフィルター)を通して言葉を選びました。つまり今回の初期衝動でもある「抱えきれない秘密は明け透けにしてしまったほうが楽」というテーマを設定することを免罪符に、とにかく足し算で歌詞を作りました。なのでめっちゃ早く、過去最速レベルで形に出来たんじゃないかっていう自負があります。

最後に

この曲を作った感想ですが、変に懐かしくて面白かったです。なんかこの曲は、作曲を始めたばかりの頃のセンスに(音も歌詞も)似ている気がしました。

ただ、一つ反省点として、最近は安易にⅣ→Ⅲ7→Ⅵm系のコード進行を多用してしまっている、ということがあるので、もう少し和音に幅を持たせる方向で作曲を楽しみたいです。

あとこの曲は「一緒に作ろう!第3回楽曲コンテストプロセカNEXT」に応募します。まだ募集が始まっていないので、始まったら概要欄を書き換えます。

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