『メリーゴーラウンド / KAITO & 初音ミク』が「一緒に作ろう!第21回楽曲コンテストプロセカNEXT」で採用されました!感謝!

日記・雑記


こんにちは、ネギシャワーPと申します。


今回、嬉しいお知らせがあります!
なんと、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下”プロセカ”)というリズムゲームの運営が主催する「一緒に作ろう!第21回楽曲コンテストプロセカNEXT」にて、『メリーゴーラウンド / KAITO & 初音ミク』が採用されました!やったーーーーー!!!!!

NEWS | プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
セガ×Colorful Paletteが贈る、スマートフォン向けゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』の公式サイト

この楽曲は採用されるだろうと思えるくらいには完成度に自信を持っていましたが、実際にご連絡が来たときには本当に嬉しすぎて強く握りしめた拳を幾度も天高く掲げていました。

「プロセカ放送局」で審査コメントも拝見しましたが、”非常にハイレベルな楽曲”と言っていただけてとても光栄です。初めてこのような褒められ方をしていただいたので、マジで不思議な感覚ですがただひたすらに嬉しいです。


実を言うと、昔、同じ楽曲コンテスト(第3回プロセカNEXT)で『泡沫未来』が採用されたことがあるので、今回の『メリーゴーラウンド』でプロセカNEXTには2回目の採用となります。
(これを機にぜひ『泡沫未来』のほうもお聴きいただけたら嬉しいです!)


今はマジで早くこの楽曲をプロセカでプレイしたい気持ちでいっぱいです。共に採用された阿修さんにもこの場を借りて祝福の念を送りたいです!
採用された『メリーゴーラウンド』、『合成するミライ』は6月〜7月頃にゲームに実装される予定です。ぜひお楽しみに!


そして今回、久々のプロセカNEXT採用ということで、『泡沫未来』が採用された3年前の昔も振り返りながら『メリーゴーラウンド』について作文していこうと思います。


早速どうぞ!

『メリーゴーラウンド』について

この楽曲については、以前公開した作曲の感想文記事で色々と言葉を尽くしたので、今回の記事ではそれ以外の事をメインに解説していこうと思います。


まず、プロセカNEXTに応募する曲として作った影響が一番大きいのは「ミクさんとKAITOさんの掛け声がある」ところだと思います(サビ(0:44~)の「いぇーぁ!」って言ってるパート)。普段ならここには「人間のボーカルサンプル音源」を入れます。ただ、このコンテストの応募規約では、対象キャラクター以外の“サンプリングボイス(人間の音声含む)を使用されている楽曲は応募対象となりません”とあるので、掛け声は全部ミクさんKAITOさんで調声していきました。これはマジで結果論ですが、このお二人の掛け声のおかげで楽曲全体の世界観が更にスタイリッシュに締まったので、本当にラッキーだったと思いました。


そして今回の楽曲は16分のリズムをスウィングさせた上でラップパートも盛り込んだので、呆れるくらい調声に時間がかかりました。体感的には過去最高の難易度です。
そういうこともあって、調声する際は「Sound & Recording Magazine 2022年9月号」のボカロ調声記事をひたすらに熟読して、多くの調声のヒントを貰って制作していました(特にMitchie Mさんの解説ページをめっちゃ参考にしました)。
実際の雑誌はこちらです↓

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あと、サビの「436」という歌詞はこの楽曲のコード進行をめっちゃ大雑把に括った場合のディグリーネーム(Ⅳ Ⅲ Ⅵ)をアラビア数字で表したものです。
実際のこの曲のサビのコード進行は「Ⅳmaj9→Ⅲ7(♯9)・♯Ⅴdim→Ⅵmin7→Ⅱ9」から始まります(鍵盤で耳コピしただけなので正確には違うかもしれません)。


そして余談ですが、以前『泡沫未来』がプロセカNEXTに採用され、各種データを用意しようとしたとき、プロジェクトファイル名を雑に付けていたせいでファイルをなかなか見つけられず涙目になったことがありました。
これを反省し、以降はどんな楽曲であってもわかりやすいファイル名を付けることを自分に課しています。実際に『メリーゴーラウンド』でもプロジェクトファイル名はちゃんと「メリーゴーラウンド」にしていました。おかげで今回は採用のご連絡が来た時点で余裕を持って楽曲データを準備することができました。
とても些事ですが、今振り返ってみるとこういう側面でも3年前の昔より成長しているのだと沁み沁みと感じます。

MVイラスト、動画について

今回、MVイラストはからながれさんに描いていただきました。
この楽曲は以前公開したKAITOさんミクさんのデュエット曲『シークレット・アイリス』を最も参考にして完成させたので、同じくイラストを描いていただいたからながれさんにぜひとも『メリーゴーラウンド』イラストも描いてほしかったのです。
デモ音源の段階では素朴なピアノポップでしかなかったのですが、からながれさんに頂いた素敵なイラストに触発され、きらびやかでスタイリッシュなサウンド展開のアイデアを思い付くことができました。改めてこの場を借りて感謝を!
そして、今回採用されたタイミングで新規イラストを描いていただいています!ぜひみんなも見てください!



『メリーゴーラウンド』の動画(歌詞入れ)は自分で作りました。複雑なエフェクトやモーションを使わない、めっちゃシンプルな動画構成ですが、ただこれも『泡沫未来』と比べてしまえば、昔よりかなりパワーアップしていると実感します。

楽曲コンテストについての所感

2021年に第3回プロセカNEXTに採用されてから、今年の第21回プロセカNEXTに採用されるまで「プロセカのコンテスト」の側面だけで見るとめっちゃブランクがあります。ただ、この3年間何もしなかったわけではなく、他のボカロ関連の楽曲コンテストに参加し受賞していました。


しかし、詳細は省きますが、自分が受賞したコンテストは全て特定のテーマが無い(フリー)パターンだけです。そして今回のプロセカNEXTでもテーマはフリーです。翻って見れば、特定のテーマがある楽曲コンテストでは全部不採用になっている事実が寧ろ今回で浮き彫りになったとも感じています。
ひどく野暮なので、この記事で細かく反省点を述べるつもりもありませんが、今後はどんなテーマであっても、型にはめすぎず自分やみんながもっと面白いと思えるようなアイデアを詰め込んでいきたいです。当然、『泡沫未来』や『メリーゴーラウンド』ではかなり上手くできたと自負しています。


そして、プロセカNEXTの応募曲数についてですが、昔、第3回が開催された当時はniconicoだけで約440曲応募されていて、今回の第21回では336曲も応募されています。こんなに長い間コンテストを実施し続けているのにもかかわらず、今でも応募数が多いことにプロセカ全体の熱量の高さが伺えます。そしてそのコンテストに参加してる人々も同じほどの灯火を宿しているのだと個人的に思っています。そこがプロセカNEXTに参加する上で最も楽しいところの一つです。

今後について

今後、というより直近の予定ではニコニコ超会議2024内で開催されるプロセカクリエイターズマーケットにサークル参加します。

プロジェクトセカイ クリエイターズフェスタ2024 inニコニコ超会議
2024年4月27日、28日に開催される『プロジェクトセカイ(プロセカ) クリエイターズフェスタ2024 inニコニコ超会議』特設サイト。イベントに関する情報をお届けします。


こちらのイベントで、今回採用された『メリーゴーラウンド』を収録した新作アルバム「show time!!!!!!」を頒布します。
XFD動画も公開しているので、ぜひチェックしてみてください!

このアルバムには去年のマジミラ公式アルバムに書き下ろした『インビテーション!』(マジカルミライ2013メモリアルソング)も収録されています。
マジミラ2013メインビジュアル、そして『インビテーション!』MVを制作したCHRISさんに今回のアルバムジャケットを描いていただきました。
新作アルバムをリリースするたびに言っているのですが、今回もマジで最高のアルバムだと思うので、ぜひとも手に取っていただけたら嬉しいです!(明日お品書きを各種SNSに投稿します)


そして、今後もプロセカNEXT(あとプロセカultimate)が続く限り一生をかけて応募し続けるつもりですが、これは目標ではなく単なる予定になってしまっているので、今ここで大まかに別の目標を決めようと思います。それは「プロセカのゲーム内に自作曲が5曲以上収録されること」あるいは「プロセカに新規曲を書き下ろさせてもらえるくらいの実力を付けること」です。もっと具体的に決められたら今年以降の抱負に新しく追加していこうと思います。


あと、『メリーゴーラウンド』がプロセカに実装される前に、既に実装されている『泡沫未来』のMaster難易度のフルコンボを達成しておきたいです。この記事では3年前のことをひたすらに「昔むかし」と言っていますが、『泡沫未来』については年中プロセカでプレイしているので、感覚的には地続きの今だとしか思いません。そのはずなのに未だにフルコンボできていないのはちょっと勿体ないと思うので、しばらくはプロセカも重点的に遊んでいけたら最高です。


最後に

改めまして、プロセカ採用担当の方々、ミクさんKAITOさん、からながれさん、楽曲を聴いてくれた(そしてこれから聴いてくれる)人々に心からの感謝を伝えたいです。もう既にみんなからは言葉だけでは返しきれないめっちゃデカい恩ばかりを受け取ってしまっていますが、何度でも言葉にした上でこの先も進んでいきたいです。


そして、3年前『泡沫未来』が採用された日から、ボカロPとしての活動が理想を凌駕するほど圧縮され加速していって、今ここまで駆け抜けられたことが本当に感慨深いです。ボカロとプロセカが存在する世界に生まれることができてよかったです。この気持ちを忘れずに、今後も挑戦や学びという遊びを積み重ねていきます。



―――――――
以上になります。
今後ともよろしくお願いします!


Bitly


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