今日公開した曲です。ぜひお聴きください。そしてもしよかったら下記の感想文も読んでいってください。
感想文
この世界には「2516」という循環コードが存在します。
ある日、ピアノでこのコード進行を押さえながらメロディを弾いてみたら、想像以上に良い旋律が出来たので「このままの勢いで完成させてやるぜ!」って息巻きDAWを開き打ち込み始めました。
サウンドについて
ここ最近はピアノをメインとして、あるいは大きく背景に敷いたりしてサウンドを構築する方法に頼りっきりだったので、今回は脇役に徹してもらいました。
ただ脇役というよりは、音の繋ぎや相槌を担う司会者といったほうがイメージに近いかもしれません。
メインとして置いたのはカリンバとピチカートのストリングスです。どちらも歯切れの良い音なので、リズムの面においても重要な輝きを放ちます。今回のアレンジはこれらを軸に考えていきました。
ベースは808系の音をベースにアタックを後ろにズラしたシンセサイザーを重ねました。ただ、このベース音はキックの帯域とめっちゃ被ってたので、この世の終わりみたいな音割れが発生しました。結局、ダッキングすることで音割れを回避したのですが、今後はキックのサウンドを踏まえてからベースサウンドを決めていきたいと思いました(そのほうがミックスが楽になるから)。
サビではラッパの音を出したのですが、マジでオマケ程度の装飾にしかなりませんでした。なんだか頭の中でラッパの音が渦巻いてたまらなかったので今回も使いました。
ラッパの高音域はクリッピングのノイズに似ていると感じていて、楽曲にメリハリの色を付加できると考えています。だからといって全ての曲に入れるのはお門違いですが、今回の曲のアレンジ的には入れて良かったと思いました。
サビと2番入りのキーは、ミクさんの声域に合わせるのが最大の要点だったので、極めてアンバランスな転調となってしまいましたが、雰囲気でごり押しできると思ったので、そうしました。コードループ系の作曲は割とこの手法に身を任せていることが多いです。
歌詞について
今回は「出来るだけ韻を揃えて作詞すること」を目標にしました。
それに加えて「子音を詰めて独特のリズムを出すこと」もやりたかったので、私の知っている限りの英単語を散りばめました。
やはり英語は便利です。日本語メインの歌詞を英単語で飾るやり方を習得してから、作詞のスピードがマジでめっちゃ上がりました。学校で習う教科の中で「国語・音楽・体育」に次いで「英語」が最も作曲(と作詞)で役立っています。だから、いつか先生方にありがとねと伝えたいです。
動画について
ビジュアル面に関しては、歌詞があまりにも抽象的で、マジで何も思い付きませんでした。凡そメッセージ性のない楽曲となると、動画を作るぞっていう段階で始末に負えなくなります。
そういうときは、大昔に制作した「ネギティー」のBB素材を使って画面を埋めます。そしたら動画はもう完成したも同然です。今回のように。

最後に
この曲を作った感想ですが、とても面白かったです。
個人的な話ですが、最近はダイアトニック外のスケールやコードを意識的に差し込むことができていると自負しています。今後も研鑽を怠らず、良い曲を作っていきたいです。
以上です。この曲を気に入っていただけたなら幸いです。
これからも何卒よろしくお願いします。
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