『四畳半の花束』を作った感想

日記・雑記
The bouquet in a four-and-a-half-mat room – ft. Hatsune Miku

今日公開した曲です。ぜひ聴いてください。そしてもしよかったら下記の感想文も読んでいってください。

感想文

ある日「そういえば最近2516進行で曲作ってないな」って思い、その瞬間、2516で曲を作らなければ全身のシナプスが爆散してしまう時限爆弾がセットされてしまったので、「早く作んなきゃ」って気持ちでDAWを立ち上げました。

サウンドについて

私にとって2516進行は「花」のイメージが強いです。だからこの進行をピアノで打ち込むと部屋中が花クサくなります(幻臭で)。しかし、いくら花の香りは良いといっても、ずっと嗅いでいるとうんざりしてしまいます。私はピアノで大方のリズムを打ち込み終えると、外気を部屋に取り入れるため窓を開けました。瞬間、優しい風がカーテンを揺らし、空気の塊が部屋の奥の方へと駆け込んでいくのを感じました。私は呆然と部屋を振り返りながら「おもしれーじゃん」って思い、この気持ちを曲に乗せようと決めました。

ピアノはアップライト音源を使いました。いつもはグランドピアノ音源を使うのだけれど、今回はアップライトの方が雰囲気に合うかなって思ったので、そうしました。

次にアコーディオン音源を立ち上げました。彼の音はかなり陽気で、それでいて穏やかな昼間の印象があります。どっか遠い西洋の国の公園で、白髪の老人が渋い顔で演奏している楽器だっていう偏見もあります(ピアノとギター以外の楽器は生で聴いたことがないのだけれど)。そのおじさんが弾いているフレーズはきっとこうだろうなっていう感じで打ち込んでいきました。

そして今回も「Trilian」というベース音源を使いました。この曲では「Slide Down」という奏法も使ってみました。彼はキースイッチひとつでめっちゃ簡単に奏法が変えられるので、私はパソコンに向かって「やるじゃん」って言いました。

ここまで打ち込んだ時点で、鳥の鳴き声がずっと頭の中に響いていたので、そういう音を入れようとしました。しかし、安易に鳥の鳴き声をそのまま入れるというのもなんか興ざめかなって思ったので、sin波のシンセサイザーで鳥の鳴き声を再現することにしました。その結果、全く鳥の声じゃねぇなっていうフレーズが完成しました。それでも穏やかで優しく、雰囲気に合っている音だったので消さずに残しました。

サビではストリングスなどの音を足しました。やはりAメロBメロは少なく、サビで一気に楽器を増やす盛り上げ方は手軽で良いなって再認識しました。今後もこの手法を用いるべき場面で用いたいです。

サビへの転調は殆どブツ切りみたいな動きにしました。私はコードループの曲なら予告なしで全く関係のない調にいきなり転調しても良いと思います。加えて、キーに疎い人間にも「転調した!」と思わせたいならドミナントモーションを使わない方が効果的です。そういう事実の流れがあって、この曲の調は決められました。

歌詞について

この曲のサウンドはひどく穏やかで涼しげだったので、なんだか心の清涼剤を感じさせるような、リラックスできる歌詞にしたくなって、そうしました。

一つ反省点として、最近死ぬほど「嘯く」という単語を歌詞に入れまくってしまっているので、ちょっと気をつけたいです。

ミクさんの調声について

今回は裏声を推していくぜっていう気持ちでミクさんの調声をしました。実は、初音ミクで裏声を使っているボカロPは私を含めて4人しか知りません。なので今回のような歌もちゃんと声を作り込まなければならないという使命感が根底に構えられていました。

「そこまで重圧を感じるなら裏声の調声方法をみんなに公開すればいいやんけ」って思う方もいるかもしれません。全くその通りでございます。しかし、裏声の調声に関しては曲を作る度に改善点が指数関数的に発見される現状なので「これが俺の答えだ!」って言えるようになるまで、めちゃくちゃ時間がかかると思います。

ボカロエディタ4を齧ったことのあるヒトに対してなら「声色暗めのシンガーとクロスシンセシスして、ブレシネスを少し上げて、しゃくり上げをしたら裏声っぽくなるよ」という一文だけでわかってもらえます。だけど私は飛び切り初心者のヒトにも理解できるよう、わかりやすく丁寧に伝えたいのです。しかしやはり、語彙に乏しく、ブログを書く経験も浅い人間がそれを理想とするのは高望みにしても甚だしいです。そういうわけで、まずは簡単に再現できる調声法の記事を量産することから始めてみるのが良いかもしれないと、今回の曲を通してそう思いました。

イラスト、動画について

今は完全に大丈夫なのだけれど、この曲を作っていたときは「絵を描いたら地獄の底に落ちて二度と地上に這い上がれない」って思い込んでしまうくらい、絵を描くのがツラく感じていました。よって今回はトレースすらしていません。前作『ネギ塩牛タンロック!』で描いたミクさんをそのまま使い回したのですが、頭の帽子は消してそこにネギティーを置きました。ただそれだけです。

動画もいつか作った図形や音声波形をそのまま使い回しました。

おかげさまで今はお絵描きや動画作成のモチベーションがかなり高いです。次は動画にもう少し力を入れて作れると思いたいです。

最後に

この曲を作った感想ですが、とても楽しかったです。2516系の曲はまだ3曲程度しか作っていないので、今後も事あるごとに量産していきたいです。

あと、いつもは「ここにエレキギターを!」、「ここに三味線を!」とか言って無闇矢鱈と楽器を増やしていって、最終的に楽曲全体のリズムを滅茶苦茶にしまうのが私の良くない手癖だったのだけれど、今回は楽器の数を結構削って作れたと思います。そういった点でもかなり収穫があったと感じました。

はい、以上です。実を言うと、さらなる時限爆弾が既にセットされてしまっているので、私は早々に作業へと戻りたいです。さよなら。

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