『ラブソング・ハイスペックPC / 初音ミク』を作った感想

日記・雑記

今日公開した曲です。ぜひお聴きください。そしてもしよかったら感想文も読んでいってください。

感想文

私はハイスペックPCがとても欲しいです。どれくらい欲しいかと言うと、「ハイスペックPCが欲しい」という歌詞でミクさんに歌わせる、そういう曲を量産してしまうほどです。

ある日、「今日は爽やかで良い日だった」とウキウキで帰宅した私はそのままの勢いでPCを開き、かねてからの願いである「ハイスペックPCが欲しい」というメッセージを込めた曲を作ろうと息巻きました。

サウンドについて

いつも作曲は夕方から夜中の時間帯にやっていることが多いです。開け放たれた窓から、夜と花とのにおいが入って来て、自室はまさに眠らぬ街と化します。

そういう雰囲気にあてられながら作ったオケは、どこかシックな色を纏うので、揺らめきを感じさせるメロディをそこに乗せるのが常套となっています。

オケのメインサウンドはピアノです。今回は端から「ハイスペックPC」をテーマに作り始めたので、ピアノ以外のサウンドはエレクトロ系の音源で固めたい気持ちでした(「PC=エレクトロ」という短絡的な発想です)。

オケを作り込んでいくうちに、ひどく情緒的な雰囲気の曲調になっていったので、いっそのこと「ラブソング」をテーマに追加してやるぜという気分が沸き起こり、実際にそうしました。

歌詞について

歌詞は「ミクさんがハイスペックPCへの愛を語る」というのが殆どの軸を占めています。

しかし「ハイスペックPCが欲しい!」と言ってるだけだと物乞いの烙印を押される可能性があるので、ラブソング的な意味合いの歌詞も意識して散りばめました。

ヒトの欲求というのはグロテスクなものです。理性や雰囲気のヴェールで包みながら、時折チラ見せするぐらいが丁度良い。作曲においては、ただミクさんにボカロ曲として歌わせるだけでも十分に柔らかくなるとは思うのですが、「もう少し可愛げがある方が良いですな」と老執事も言ってることだし、私は彼の思いも汲みつつ、今後もそのバランスを考えていきたいです。

ミクさんの調声について

最近はしゃくりあげの表現として三次関数のグラフみたいなピッチカーブを多用してミクさんの調声を行っています。

以前はいちいちノートを分割してしゃくりあげていたのですが、慣れてしまえばピッチカーブを描く方が細かい調整もしやすく、圧倒的に作業時間を短縮できます(昔と比べると10分の1くらいの時間で調声ができるようになりました)。

ここ2年くらいボカロの調声に関しては「どれだけ効率良く調声できるか」に焦点を当てて活動していました。だけど、スピードを追求するのは今回で終わりにして、今後は表現の幅を広げる方向にシフトしていきたいです。

イラスト、動画について

イラストは以前『ハイスペックPCが☆いんです!』で描いたミクさんをベースにして手直ししました。

この三頭身ミクさんは「宇宙船の船員(クルー)」として描いたつもりだったのですが、どっちかというと「制服を着ている学生」の方が印象に近いです。

なので、その曲以降は「学校のセーラー服を着たミクさん」として描いています。今回も例に漏れずそのように衣装を描きました。

動画に関しては「宇宙の映像を背景にすればめっちゃ壮大になってマジウケるかも」と思い「Pixabay(リンク)」というサイトから宇宙の素材をお借りして制作しました。

今回、以下の2点の動画素材をお借りしました。この場を借りて感謝申し上げます。
↓↓↓↓↓↓

Just a moment...
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最後に

この曲を作った感想ですが、とても楽しかったです。

根源的で、それでいて世俗的な欲求を歌にしただけのボカロ曲はもっと増えていいんじゃないかなと思いました。特にボカロ界隈は良い意味で「なんでもあり」の雰囲気が強く、空前絶後の奇怪ささえも個性として受け入れられている印象があります(無秩序だと言いたいわけではありません)。

とにかく、この曲を気に入っていただけたなら幸いです。

以上です。今後ともよろしくお願いします。

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