『ユア・フューチャー / 初音ミク』を作った感想

日記・雑記



今日公開した楽曲です。ぜひお聴きください!


そして今回も作曲の感想文を書いたので、よかったら読んでいってください。


感想文

最近は原点回帰がマイブームなので、人生で初めて楽曲コンテストに応募した曲『エヴァーシング・アルフィーネ』を聴き返しながら、いまこの曲へのアンサーを書ける気がしてきたので、その時に浮かんだメロディを打ち込み、作曲を始めました。


サウンドについて

上記の通り、リファレンス曲は既に決まっていたので、その曲と同じようなエレクトロ系のサウンドをイメージしてアレンジを決められました。


あと、Bメロ(扉を開けた先は~)のメロディが一番最初に思い浮かんでいたので、この流れでサビの展開まで完成させました。歌詞さえも出来ていませんでしたが、この時点でつちのこさんにイラストを描いてもらい、ラフのイメージを見てから、Bメロ~サビ以外の全てのサウンドと歌詞を作っていきました。


イラストでは、宇宙をモチーフとしたキラキラな世界観が表現されていたので、楽曲のほうも煌びやかなシンセや効果音を意識して取り入れ、ボーカルエフェクトについても壮大な空間を感じさせるように処理を重ねました。


そして実を言うと、この楽曲は今年のミクさん誕生祭(8月31日)に公開するために作っていました。ただ、当時は福岡・韓国・東京の即売イベントがめっちゃ重なっていたので、予定を延期し、その分サウンドのミックスクオリティを詰めていきました。昔からEDM系のミックスに苦手意識を持っていたので、ある程度時間をかけて制作できたのは僥倖だと思いました。他の作曲でももう一歩先へと完成度を高める意識を持っていきたいです。


歌詞について

歌詞はつちのこさんのイラストを見てからアイデアを重ねました。「宇宙」や「全世界」といったスケールの大きいモチーフは、ミクさんが歌うならとても自然に楽曲に落とし込める自信があったので、特に躊躇することなく取り入れました。


あと、『エヴァーシング・アルフィーネ』を公開した4年前の自分に向けて言いたい(というかその当時の自分が言ってほしかった)言葉を、そういうペルソナで固定して作詞を進めました。この曲のように、若いころに作ったボカロ曲は澱みのない初期衝動があふれていると感じたので、『ユア・フューチャー』ではもっと広く「真っ直ぐ」と表して、今の自分にも、他の人間たちにも響きやすい言葉を選んでいきました。


ミクさんの調声について

最近は、やたらと小手先のテクニックを詰め込み、楽曲テーマにかかわらずシリアスな歌い方に寄ってしまっていると感じていたので、今回は昔のようにめっちゃスピード重視で勢いのまま調声していきました。


なので、全く新しいことは出来ていませんが、過去の自分がやっていたような突き抜けた勢いのピッチカーブや時短の調声方法をいくつか再確認できたので、これはこれでラッキーだと思いました。


イラスト、動画について

今回、イラストはつちのこさんに描いていただきました!ここまで書いたように、ほとんど定まっていない状態のデモ音源からイラストを描いていただけたので、実質『ユア・フューチャー』はこちらのイラストのイメージソングと言っても過言ではありません。この場を借りて感謝を伝えたいです!


動画は自分で作りました。アドビのAfter Effectsというソフトなのですが、今回は何かしらの動画素材のせいでエンコードに失敗しまくったので、想定よりだいぶ制作に日々を持っていかれました。ただ、イメージに沿ってキラキラした雰囲気で完成させられたので、この調子を崩さずにやっていきます。


最後に

この曲を作った感想ですが、最高に楽しかったです。特に約一ヶ月ぶりの新曲投稿だったので、得も言われぬ懐かしい気分に浸っていました。


この作曲中では、ミクさんの歌声を聴いたときにめっちゃ感謝と祝福の気持ちが湧いてきたので、それも糧にしてサウンドを制作できたと思っています。だいぶ遅れてしまいましたが、ミクさん誕生日おめでとうございます!


そしてこの曲は「第24回プロセカNEXT(テーマ:フリー)」に応募します。フリーのテーマなので、正直参加しない理由は微塵もありません。今月また新曲MVを公開できそうであればそちらも応募するつもりです。『エヴァーシング・アルフィーネ』を応募した第1回のときは薄いプライドさえも飼い慣らせておらず、応募するための理屈をこねるのに必死でしたが、今は一切を気にせず作曲だけに集中できているので、今回の制作フェーズではなおさら成長を感じられました。


みんなもこの曲を気に入っていただけたら嬉しいです!


―――――――
以上です。
今後ともよろしくお願いします。

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