『ネギ塩牛タンワルツ / 初音ミク』を作った感想

日記・雑記

今日投稿した曲です。ぜひお聴きください。
そして今回も作曲の感想文を作文したので、よかったら読んでいってください。

感想文

ワルツはおおよそショパンさんから吸収しました。特に『子犬のワルツ』や『ノクターン(Op.9-2)』はクラシックを知らないヒトにもウケが良いので、私も好んで演奏し続け、今こうやって牛タンを作曲するときも、彼の曲を弾いてきた経験から「牛タンワルツを作ろう」となりました。


そういうわけで、今回は「ワルツのリズムに挑戦だ!」っていう気持ちでDAWを開き作り始めました。

サウンドについて

この曲の初期衝動はもう一つあります。それは「アルバム『牛タン・ザ・ベスト』に収録する新しい曲として作ろう」と思ったことです。なので、今まで作ってきた牛タンソングとは別方向のサウンドにしようと思いアレンジを決めていきました。



最近はストリングス音源をほとんど使っていなかったので、この曲ではBメロに入れてみました。
あとチューブラーベルという鐘の音も入れました。明るい曲調を作る時は必ず入れたいっていうレベルでお気に入りの音源です。


この曲は三拍子で制作したので、ちゃんと踊れるようなリズムにすることも意識しました。
まあワルツのリズムで踊ったことは一度もありませんが、ピアノソナタでワルツをたくさん弾いていたので、肉体的にはその鼓動の感覚があります。それを牛タンを焼く音と重ねてみれば、たちまちにネギ塩牛タンワルツの完成です。


リズムの点で言えば、ベースの打ち込みもかなり比重が大きいです。ベースは対旋律としてフレーズを考えると結果的に面白いリズムにできます。しかも、一般的に聴くヒトにとってはベースはあまり目立たない音なので、遊び心を取り入れやすいです。今後もやっていきたいです。

歌詞について

「ミクさんが牛タンへの愛を綴る」というテーマで作詞しました。
出来上がったオケが優しく優雅な雰囲気になったので、言葉もそれに引っ張られていった感じです。


前回の牛タン曲『感謝カンゲキ牛タンに幸あれ!』では「牛タンが美味しいことは大前提」として作詞しました。
それに対して今回は「牛タンが美味しいっていう気持ち」を焦点に作詞してみました。
後者はほとんどの牛タンソングに一貫しているモチーフなので、ネタ切れしてしまうのではないのかっていうのが悩みどころでした。


ただ、実際に作詞し始めたら意外にスラスラと書けました。というか牛タンの味を褒める程度なら、いくらでも言葉を使える余地があることに気付きました。牛タンソングはある意味「なんでもあり」な世界観が好きで作っている側面もあるのだと感じました。

ミクさんの調声について

全体的には丁寧に歌う調声をすることに神経を注ぎました。


最近はもう「このフレーズならこの調声」といった風に、頭の中でミクさんの調声テンプレートが構築されてしまっているので、それを敢えて崩したり、別の方法を試してみたりする機会が多いです。


そして今回は今まで使ってこなかった音素記号Sil「?」を使ってみました。この記号を入力すると無音のノートになります。なので、この音素記号で旋律間に空白を入れることにより、リズムの強調が出来るようになります。


この音素記号は割と使い勝手が良かったです。いつもノートを切るときはブレス記号の方を使う癖があったので、こっちの記号を使おうという発想はありませんでしたが、今後は意識的に取り入れてみたいと思います。

イラスト、動画について

イラストは今回も青井ゆいさんに描いていただきました!
この楽曲の優雅なイメージをミクさんの表情や牛さん、カラトリーで彩っていただけてマジで最高です。
前回の牛タンイラストとは違った点もいくつかあるので、みんなにもぜひ注目して見てもらいたいです。
この場を借りて感謝申し上げます。


動画は私が作りました。
Bメロや間奏では、牛さんをy軸回転させてみました。やはり便利です、y軸回転。
イラストの優雅な雰囲気に合わせて動画制作できたので個人的に満足しています。

動画制作も昔と比べたらだいぶ慣れてきて苦ではなくなりました。ただ、だからといって今後一生自分で作るとは言っていません。来年からは徐々に他の方に動画制作を頼んでいく予定です。

最後に

この曲を作った感想ですが、めちゃ楽しかったです。
ワルツの優しいサウンドに寄せられて、制作中はかなりリラックスした状態で打ち込んでいけました。


生音系のオケ制作も少しだけ要領を得てきた感触があります。この牛タンソングを糧に、これからも作曲していきたいです。


今回は楽曲動画制作から公開まで息をするように進めていけました。これくらい滑らかにボカロ曲を公開してみるのも、たまには良いかもしれません。


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以上です。
今後とも牛タンをよろしくお願いします。

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